わたしのお気にいり(小さなパン工房「ル・トレフル」)

本日ご紹介する「わたしのお気にいり」はご近所にあるパン屋さんです。

フランスパン子供のころから私はパンが大の好物で、朝から晩までパンでもまったく苦になりませんでした。

通学途中にパン屋さんがあったりすると、店の外まで漂ってくるパンが焼ける独特の甘い匂いに朝から幸せな気分になったものです。お使いに行っても、家に帰ってくるまでに買ったパンの半分以上を食べてしまうほど。無類のパン好き、食いしん坊でした。

長野に来てからは自分でも手ごねでパンを焼くようになり、ブリオッシュ生地をはじめ、手間のかかるデニッシュ系、ハードなドイツパンに至るまでさまざまなパンを作りました。発酵も自分で温度と湿度を調整して作る、昔ながらのやり方なのでお菓子作りと同じく、何度も素材の組み合わせを試しては発酵や成型に四苦八苦しながら成功と失敗を繰り返しては納得のいくものを生み出していた気がします。

二次発酵まで楽々器械がやってくれるホームベーカリーの性能がこの10数年でさらに高まり、これまで以上に一段と手軽にご家庭で手の込んだおいしいパンを作っていただけるようになっているようですね。

ホームベーカリーを用いない我が家では、生地を我が子のように見守り手間暇をかけるパン作りの時間をなかなか持てず、焼く機会も最近は以前に比べずいぶん減ってしまっています。

長野県はいらしたことのある方はご存知かと思いますが、澄んだ空気のみならずお水がおいしいことでも有名です。

都内から遊びに来た私の知人はどのレストランやカフェに出掛けても、名物のお料理や雰囲気の良い店内、またそこからの眺めを味わう以上に、出されるお水がおいしいとひたすらお代わりをして味わっていらっしゃいました。
観光客が湧水をペットボトルに汲んで帰るシーンなどは、観光シーズンになるとよく見かけるお馴染みの光景です。

確かに、浄水器で調整した水とは比べ物にならないほどのおいしさだと思います。

柔らかく、甘さがあるように個人的には感じています。コーヒーがお好きな方は淹れたコーヒーがものすごくおいしさを増すのでそのちょうど良い軟水さ加減を解っていただけるのではないでしょうか。

ル・トレフルさんの野菜のパンお隣の松本市では井戸水が有名ですし、私の現在住まう安曇野では北アルプスの雪解け水が水源なのでまさに大地と天の生み出す自然の恩恵を日常的に味わえるわけですね。

パン作りをなさる方は気づく方も多いと思いますが、パンは用いる素材、材料もとても大事ですが、まず何よりも水がおいしいことが大前提のような気がします。

長野県内の観光名所、軽井沢や各地の高原で出会うおいしいパン屋さんの数々。すべては水がおいしい地域だからこそ腕利きのパン屋さんが集まるといっても過言ではないかもしれません。

今日ご紹介するお気に入りのパン屋さん「Le trefle(ル・トレフル)」さんも、まさにそんなおいしい安曇野のお水とご主人がこだわる選りすぐりの材料を使い、買いに出かける私たちの一日を幸せにしてくださるような愛情がこもったパンを焼いてくださるお店の一つです。ル・トレフルさんのパン陳列棚

とても気立ての良いお若いご夫婦が営む、かわいらしい店舗。毎日深夜0時には起床して仕込みを始めるというご主人がお一人で、数百種にわたるパンを焼いていらっしゃるのですから驚きます。

午後には売り切れてしまうことも多く、そのお味のファンが多いことは言わずと知れたパン屋さんです。

私もこちらのお店ができて以来お世話になっていますが、当初はまだ体調が本調子になりきれていなかった母を体操に連れ出した帰り道に彼女を伴い二人で帰宅してから食べるお昼を買ったものです。

ル・トレフルさんのクリームパンこちらのお店の数あるパンの中で母が好きなものがクリームパンです。焼きたてはもちろん、翌日になっても赤ちゃんのほっぺのように柔らかくてふわふわの生地の中にはカスタードクリームがたっぷり入ったこのパンはお店でも人気ナンバーワン。

少しばかり気分が落ちていてもこのパンを食べたとたん、母がみるみる笑顔を取り戻し元気になるのですから魔法のようなパンですね。もちろん、私も大好きなパンです。

長いものは3日間かけて作るというこだわりよう。また、このお店のハード系以外のパンの柔らかさの秘訣は長時間発酵によるものだそうです。

手っ取り早く食事を摂らなくてはならない急ぎの際などにはスーパーの菓子パンに手を出すこともありますが、心身に少し元気がないなぁというときほど、私は数あるお気にいりのパン屋さんの中でもこの「ル・トレフル」さんのパンを食べたくなります。

ル・トレフルさんのフルーツ系デニッシュパンつい先日、ご主人から伺ったお話に食べた人を笑顔にするパンの秘密が隠れている気がしました。

「食べてくださる人がどんな思いで口にするか、手間を惜しまずその気持ちに寄り添えるように作っています」

ものを作る方は皆さん、少なからずこうした作品を手に取る人々の思いを感じながらものを作られていらっしゃることでしょう。

「パンは生き物なので、感情がそのまま伝わってしまいます。だから使う材料や技も大事ですが、何より食べてくださる皆さんが幸せな気持ちになるように想いを込めて作ることを大切にしています」

これは、大いにカウンセリングの仕事にも通じる部分があります。

以前からブログでも書かせていただいている、世の中の人やものごと、そして自然の循環。

真心を込めた作物や食べ物から真心が伝わり、口にした人を癒し幸せにする。そして、またそこから周りに向かって次々と幸せな気持ちが循環していく。

素敵だなぁと思いながら、今朝もいただきました。

本日の「わたしのお気にいり」 “ル・トレフル” さんのパンを口にすると寒い朝も、心はどこかほんわりと温かくなる気がします。

(本日掲載したパンのお写真は一部を除き「ル・トレフル」さん協力・提供です)ル・トレフルさん外観

 

投稿者プロフィール

小松万佐子くれたけ心理相談室(安曇野支部)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

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