フキの葉

撮影直前の瞬間まで葉の陰にカエルが涼んでいました

 

『心の中に置き去りになったままの感情』

 

子供のころに ”かくれんぼ” が
好きだった方も多いかもしれませんね。

 

「も~いいか~い~?」

「ま~だだよ~!」

 

この言葉を合図に
いっせいに
あらゆる隠れ場所を見つけては
身体ごと外から見えないように
どきどきワクワクしながら
身を隠したものです。

 

時間になって鬼があちこちを
探し始めます。

 

息をひそめてどきどきしながら待つ。

 

あの感覚は大人になっても
身に刻まれている
ちょっとしたスリルを
覚えるものでした。

 

ただ、隠れることに長け過ぎて
誰にも見つからないような場所へ
入ってしまったとき

途端に不安を覚え
暗闇だったり
人が普段は踏み入らない
物陰に一人身を隠す
その心細さから

「なんで、見つけてくれないのかな」
と不安にとどまらず
恐怖すら感じたことのある方も
いらっしゃるかもしれません。

 

私たちの感情の中にも
幼い時分や学童期
あるいは思春期から
成人するに至るまでの過程で

感じていながら
出すことをせず
心のひだの奥へ自ら
隠して(隠れて)しまった
大切なものがあることも・・。

 

いずれどこかのタイミングで
誰かが気づいてくれるのか

あるいは自ら
心の奥ひだの陰から
取り出してみよう
または
姿を表そうと思っていたのに

気付いたらそのまま

誰も
自分すらも

忘れ去ってしまったかのように
置き去りにしたままの
思いや感情。

 

もしかすると私を含め
どなたにも
あることなのかもしれません。

 

身に覚えがないのに
心がチクチクしたり

何かの拍子に
訳も分からず不安や無気力さ
といったコントロールできない
感情に襲われることがあったなら・・。

 

もしかすると、ずっと昔に
”かくれんぼ” をしたまま
身を隠した思いのどれかが

そのまま不安に怯え
膝を抱えたままの姿で
待っていることが
あるのかもしれません。

 

「もぉ~、いいよ~」と
叫び続けているその声。

今の自分なら
取り出し耳を傾けられると
思われたなら

私と一緒に探しにいってみましょうか。

 

「もぉ~、いいよ~」。

 

心のどこかから、聴こえてきますか?

 

投稿者プロフィール

小松万佐子
小松万佐子こまつまさこ心理相談室(安曇野ルーム)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
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