故郷を想い 

8月末のマリーゴールド

 

日本で働く外国人・海外からの窓口  Counselling in English

 

もう何年も前になります。

 

運転していた私の車の後部に

左折したタイミングで

コツンと当たってしまった

車がありました。

 

先方は大通りへ出る

手前の道にまだ車体半分

ある状態とあって

血相を変えた運転手が

飛び出してきました。

 

お顔立ちも言葉も

日本人そのもの。

 

脇の広い駐車場へ

自ら丁寧に誘導くださり

心配しながら

私と同乗する母の身体の具合を

訊ねてくださったり

また、ぶつかった箇所である

車体後部の角を確認しています。

 

警察に電話しようとするので

コツンと当たった程度の

衝撃すらなかった当たり。

 

平謝りくださっても

こちらもわからない程度で

車は傷もないのですから

大丈夫だと伝えました。

 

連絡先をくださいというので

お渡しして急ぐ用事もあり

その日は失礼しました。

 

翌朝、渡した番号に

先方から丁寧な電話が入り

私たちの身体の具合を

訊ねられます。

 

こちらから “ご心配なく” と

答えるやりとりが

毎朝、2週間近く続きました。

 

1週間目あたりだったか・・。

 

お詫びを改めてしたいので

と申し入れがあり

そこまで気になさらずにと

言っても聞かないので

お目にかかることに。

 

大きな菓子折りをもって

仕事場の近くだとおっしゃる

コンビニの駐車場に現れた彼は

再び丁寧に

私たちのその後の具合や

車の調子を訊ねてくれます。

 

最初お会いしたときも

電話口でも気づかなかった

ふとした日本語の発音に

初めて気づき

お国を訪ねると

モンゴルから日本へ

働きにいらしている方でした。

 

いただいていた名刺をみれば

英語表記だったのですが

海外とやりとりの多い

ビジネスマンかと思った程度。

 

改めて外国人だったことが

判明したのでした。

 

休憩時間だというので

駐車場でいろいろ話を

交わしました。

 

流ちょうな日本語は

日本の国立大学で経済学を

修士課程まで学ばれ

現在は日本の流通業界で

働いていらっしゃる故でした。

 

住んでいるアパートの

大家さんがご高齢とあって

まるでお孫さんのように

休日のたびに手伝いをしている。

 

そんな心優しい若者でした。

 

モンゴルでは20人近い

親族までを含めた一家が

同じ屋根の下

暮らしているとのことでした。

 

勉強ができた彼が

一生懸命に目標を目指し

憧れの日本で学び、働き

今は故郷の愛する家族へ

仕送りをしているのでした。

 

夏の庭に映える写真の

マリーゴールドのように

明るく爽やかで

何より

人を思いやる心が深く

温かい彼を見ていると

自然と応援したくなってきます。

 

いろいろな苦労が

あることでしょう。

 

それでも愚痴一つ言わずに

楽しそうに素敵な笑顔で

働いています。

 

国や言葉、背景に抱える

さまざまな違いを

お互い認め合って

共生していける社会は

素敵だなと

彼らの姿や伺うお話より

より創造的な未来を描き

思っています。

 

英語のご案内に関連したブログ 
「日本で働く誇り」

 

投稿者プロフィール

小松万佐子くれたけ心理相談室(安曇野支部)心理カウンセラー
今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
皆さまが柔らかな心で一日過ごせますように。
小松万佐子から皆様へのメッセージ

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